数年前、加入していた学資保険をやめました。
今回はその理由と現状についてご紹介します。
- 学資保険の元本割れが嫌で解約できない人
- これから学資保険の加入を考えてる人
- 多くの学費を積み立てたい人
結論から述べますと、
学資保険の途中解約で元本割れこそしたものの、現段階では米国株インデックスファンドへ投資を始めて正解でした。
開始時期がよかったのもありますが、約3年間で元本に対して評価額で約+25%のリターンになっているからです。
インデックス投資は長期投資であるため、短中期では元本割れする可能性があります。
ですがS&P500が右肩上がりである限り、長期でリターンが期待できます。
それでは学資保険の解約理由と現状について詳しく解説していきます。
学資保険の解約に至った経緯
はじめは子どもの将来のために学資保険に加入することが当たり前だと思っていました。
私の親も加入してましたし、周りもみんな加入していたからです。
実際に加入した保険は、約9,000円を17年間毎月払込、返戻率は約105%でした。
第二子も同じ保険に加入しました。
もちろん当時はS&P500のインデックスファンドを知る由もありません。
保険解約後の元本割れに悩む
投資の勉強をしていく中でS&P500のインデックス投資のことを知り、ふと思いました。
17年後に元本105%のリターンってコスパが悪いな。
なぜなら、
- 加入した学資保険の払込総額約190万円、受取総額が約200万円で増える額は約10万円
- 保険と同条件で平均利回り4%のインデックス投資で242万円(税引後)、増える額は約52万円
当然のことながら保険よりもインデックス投資の方がリターンが大きいからです。
しかし、数年支払った学資保険を途中解約すると元本割れしてしまうため悩みました。
もちろんインデックス投資も短中期でみれば元本割れすることはあります。
学資保険を解約した理由
悩んだ結果、リターンの大きいインデックス投資に決めて保険を解約することにしました。
学資保険を解約した理由は3つあります。
- 保険の満期まで10年以上の期間があり、インデックス投資の方が大きなリターンが狙えるから
- インフレ率が毎年1%上昇する場合、17年後の返戻率が105%だと円の価値は目減りするから
- 貯蓄が目的であり、保険機能は必要ないから
インデックス投資の方が大きなリターンが狙える
先ほども触れましたが、保険よりもインデックス投資の方が大きなリターンが狙えます。
保険の期間まで10年以上あるため、同じ期間インデックス投資を続ければ元本割れするリスクも下がります。
学資保険ではインフレに負ける
物価が毎年1%上昇すると今の100,000円の商品は、17年後には118,430円となります。
17年かけて額面が100,000円増えても価値はほぼ変わらないということですね。
つまり学資保険に加入しても、実際にお金の価値は増えていないのです。
目的は学費の貯蓄
学資保険は親に万一のことが起きた際に保険料払込免除というものがあります。
万一の場合に保険料の支払いが免除されるものですが、保障が必要であれば定期死亡保険のほうがおすすめです。
定期死亡保険であれば死亡保険金が1000万円以上もあり払込期間も選択できます。
掛け捨てにはなりますが学資保険よりも支払い額が少なく、大きな保障が得られるからです。
インデックス投資は元本割れの懸念もある
- 学費が必要なタイミングで暴落が起きた場合、元本割れになる可能性がある
長い時間を味方にすれば元本割れのリスクは下げられます。
もし暴落による元本割れを抑えるなら株と債権などのバランス型インデックスファンドの積み立て投資や、現金を同時に貯金するなどのリスクヘッジをした方がよいでしょう。
子どもの学費はインデックス投資で
現在は保険を解約してemsxis slim S&P500を毎月積み立てています。
数年続けて23年7月時点のパフォーマンスは+25%の含み益になっています。
毎月学資保険のように淡々と積み立てています。
長期投資で毎日一喜一憂しても仕方ありませんので損益チェックは月一です。
コロナショックみたいな暴落があると含み損になりますが、一時的なものと割り切って積立金を取り崩すことはしません。
むしろ安く買えるチャンスだと思って将来を楽しみに積み立て続けます。
インデックス投資でやってはいけないこと
インデックス投資でやってはいけないことをまとめました。
- 右肩上がりではないインデックスファンドに投資
- 含み損になったら売却する
- 暴落を待ってから投資する
【右肩上がりではないインデックスファンドに投資】
長期で見て右肩下がりになっているものに投資してはダメです。
波打ってるような成長していないインデックスファンドも避けたいですね。
【含み損になったら売却する】
資産評価額がマイナスになったら売却する行為は初心者がやってしまいがちです。
ドルコスト平均法は下がった時こそ多く買い増しできるので、いつもと同じよう積み立てましょう。
【暴落を待ってから投資する】
暴落はいつ来るのか誰にもわかりませんし、底もわかりません。
暴落を待っても値上がりしてリターンを取り損ねることになります。
毎月定額を投資することが大事です。
まとめ
私が学資保険を解約した理由は、保険ではインフレに負けると将来的に円の価値が目減りするからです。
そのためリターンの大きいemsxis slim S&P500を毎月積み立てしています。
保険も投資も元本割れのリスクはありますが、右肩上がりの長期インデックス投資は投資期間が長いほど元本割れの可能性は低くなります。
先は長いですがこれからも変わらず積立投資を続けていきます。
以上、参考になれば幸いです。
- 当ブログでは銘柄や投資信託について触れることがありますが、売買の推奨を目的としたものではありません。当ブログを参考にした投資結果ついての責任は負いかねますので最終的な投資決定はご自身でお願い致します。